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ママ友 子ども食堂支度中 空白エリアの野々市、金沢南部

2021年7月13日 05時00分 (7月13日 11時55分更新)
子ども食堂のオープンに向けて話し合う母親や地域ボランティアら=金沢市額新保で

子ども食堂のオープンに向けて話し合う母親や地域ボランティアら=金沢市額新保で

24日オープン「居場所であり続ける」

 野々市市の母親有志が今月、地域の子どもや一人暮らしの高齢者に無料または定額で食事を提供する「子ども食堂」を市境近くの金沢市額新保の休業店舗を活用して開く。県内には約七十カ所の子ども食堂があるが、野々市市や金沢市南部は空白地帯だった。「このエリアこそ必要」と問題意識から動き始めた母親たち。「来てくれた子たちが大きくなるまで、安心できる居場所であり続けたい」と意欲を燃やす。 (都沙羅)
 オープンは夏休みの二十四日。月に四回、土日限定で開く。母親ら地域ボランティアが、県内の市場から取り寄せた鮮魚や規格外の野菜を使って手づくり料理を振る舞う。新型コロナウイルス対策で七、八月は弁当の配布を、その後は感染状況を見てイートインに変わる。高校生以下無料、大人は一回五百円。スタッフには金沢星稜大の学生もおり、子どもの宿題にアドバイスする先生役になる。
 きっかけは子育て世代の疑問だった。NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京都)の統計によると、昨年の全国の子ども食堂は、四年間で一五・五倍と大幅に増加。県内にも約七十カ所あるが、小学校や団地が集まる野々市市、金沢市南部にはなかった。石川シングルマザーの会に所属する野々市市の境直子さん(35)とちはるさん(34)が「このエリアこそ子ども食堂があったら良いのに」と、立ち上がった。
 小松市で子ども食堂を展開する母親仲間の日野史(ふみ)さん(46)に相談。日野さんの知人で、閉業している市境近くの飲食店「GOHAN」(金沢市額新保)の活用を模索していた元店主の安藤俊也さん(59)の協力があり、店舗跡地を食堂として使うことに。食堂に関わる人でつくる任意団体「笑顔の子ども食堂ネットワーク−GOHAN−」を立ち上げて活動が始まった。
 八日は団体の八人が店舗に集まり、オープンに向けて打ち合わせをした。ちはるさんは「生まれ育った大好きな野々市で子どもが集まる拠点に」と話している。
 二十四日は正午から限定八十食で弁当を配る。団体はメンバーも募集している。(問)安藤さん090(3885)0963

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