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花束をイメージした高級手持ち花火 島田の井上玩具煙火が開発

2021年7月13日 05時00分 (7月13日 05時01分更新)
新作花火「結華」(左手前)をながめる井上慶彦さん=島田市中河町で

新作花火「結華」(左手前)をながめる井上慶彦さん=島田市中河町で

 県内で唯一、手持ち花火を製造販売する島田市中河町の井上玩具煙火が、新作の高級手持ち花火「結華(ゆっか)」を開発した。同社の井上慶彦さん(29)は「大切な人に贈る花束をイメージして作った。花火職人が一本一本手作りで作った重みを大切にしてほしい」と話す。 (大橋貴史)
 結華のコンセプトは、女性への贈り物。ピンク色を前面に出し、花瓶の中に花火を入れても違和感のないほどおしゃれなデザインに仕上げた。火花もピンクに見えるように色合いの配合比率を一から研究した。
 同社は昨年六月に「和」をテーマにした高級手持ち花火「義助(よしすけ)」の販売を始めた。かんざしのような見た目と黒色火薬を使った温かみのある火花が相まって評判になり、県外からも注文が殺到した。購入者から「引き出物に使いたい」などの問い合わせが相次いだことが新商品開発のきっかけになった。
 おもちゃとして扱われる手持ち花火の市場は、中国やインドネシアなどの安価な商品が市場を席巻。一九二六(昭和元)年創業の同社も例外ではない中、コロナ禍で打ち上げ花火ができないご時世になり、業界としても大打撃を受けた。ただ義助の販売を機に、少人数で楽しむ手持ち花火の良さが見直されるようになったという。
 井上さんは「コロナ禍で遠方の家族と会えない時間が続いている。手持ち花火を贈ることで絆を深められる社会になってほしい」と話した。
 五本入り三千八百円。受注生産のため、注文から二週間必要。同社のホームページから注文できる。(問)井上玩具煙火=0547(37)2460

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