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エジプト刑務所「非人道的」じゃない イメージ払しょくへ懸命PR

2021年7月12日 16時00分 (7月12日 16時00分更新)
刑務作業でじゅうたんを作る受刑者=5月下旬、カイロ近郊のアルマルグ刑務所で

刑務作業でじゅうたんを作る受刑者=5月下旬、カイロ近郊のアルマルグ刑務所で

  • 刑務作業でじゅうたんを作る受刑者=5月下旬、カイロ近郊のアルマルグ刑務所で
  • 刑務作業で「タヒーナ」を作る受刑者=5月下旬、カイロ近郊のアルマルグ刑務所で
 エジプトの刑務所で受刑者への非人道的扱いが横行しているとして、人権団体が政府を非難している。そうした疑惑を払拭(ふっしょく)しようと、政府は刑務所を海外メディアに公開し、イメージ刷新を図っている。メディアツアーに参加してみると、日本とはまた違う刑務所の姿が見えてきた。 (カイロ・蜘手美鶴、写真も)
 カイロ近郊のアルマルグ刑務所。巨大な正面ゲートを抜けると、広大な畑が広がり、その奥に刑務所が見えてきた。敷地内には緑があふれ、木陰で受刑者が卓球の練習をするなど、刑務所らしくない雰囲気だ。

■対価は施設利用券

 敷地内には居住スペースのほか、刑務作業の工場や厨房(ちゅうぼう)、図書館や医療棟、イスラム教の礼拝所「モスク」も併設されている。食品工場ではエジプト料理に欠かせないゴマペースト「タヒーナ」を製造しており、鍋をかきまぜていたハサン・アリ受刑者(35)に声をかけると、「クーポンがもらえるから働いているんだ」と答えが返ってきた。
 日本では刑務作業は刑罰の一部とされるが、エジプトでは作業は選択制となっている。対価として施設内で利用するクーポンが渡され、それを使って食事の追加や飲み物を注文できる...

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