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負けても「試合は残っている」と勘違い? U18野球日本、貧打、守乱で敗退し5位

2019年9月7日 20時02分

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9回、右飛に倒れた石川昂弥内野手

9回、右飛に倒れた石川昂弥内野手

【釜山(韓国)麻生和男】12の国・地域で争う野球のU―18W杯は7日、当地で2次リーグ(L)の最終戦があり、高校日本代表はオーストラリアに1―4で敗れ、2勝3敗で5位に終わった。初の世界一だけでなく、3位決定戦への進出もならず、4大会ぶりにメダルを逃した。
9回2死、遠藤のバットが空を切り、初の世界一を目指す日本の旅は終わった。決勝進出にわずかな望みを残した2次L最終戦。前夜の韓国戦の逆転サヨナラ負けが尾を引いたのか、日本はなすすべなくオーストラリアに敗れた。この結果、この日、米国に負けた韓国と2勝3敗で並んだが、直接対決の結果により、日本の敗退が決まった。
「選手はよくやってくれた。(敗退は)僕の不徳の致すところです」。永田裕治監督(55)は言い訳することなく、責任を背負い込んだ。
1回に4番・石川(東邦)の内野ゴロの間に1点を先制したが、2回に先発・浅田(有明)が4失点。韓国戦に続いて、守備が乱れた。打線はわずか3安打。3点を追う9回1死一、二塁、本塁打が出れば同点の場面で、8日の先発が予想された奥川(星稜)が慌ててブルペンに向かったが、出番は訪れなかった。
「最後まで守備面を緩和できなかった。これも監督の責任です」。名手ばかりを選んだはずが、8試合で9失策。内野守備がここまで乱れたのは、計算外だった。
永田監督は、試合後のテレビインタビューで「まだ、試合は残っている」と答えた。実際には、敗れた時点で決勝はおろか、3位決定戦の可能性も消滅。一部の選手も、3位決定戦に進出できると思い込んでいた。勘違いではなく、チームで大会規定を把握できていなかったのなら、準備不足と言わざるをえない。
仮に得失点率差の争いになれば、選手起用やさい配も変わってくるはずだ。選手選考でも、163キロ右腕、佐々木(大船渡)は右手中指の血マメが再発し、わずか1イニングを投げただけ。夏の甲子園で512球を投げた奥川も、2次Lの1試合のみの登板に終わった。「永遠の課題」(永田監督)という木製バットへの対応力は十分に発揮しただけに、悔いが残る形で大会を去ることになった。
「先がある選手ばかり。この経験を生かしてほしい」と永田監督。日本チームも、苦い経験を次回大会に生かすしかない。

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