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育児の悩み 寄り添う 白山の津田さん 美川駅前にカフェ

2021年7月11日 05時00分 (7月12日 10時05分更新)
利用客と交流しながら育児の悩みにも寄り添う津田千夏さん(左から2人目)=白山市美川中町で

利用客と交流しながら育児の悩みにも寄り添う津田千夏さん(左から2人目)=白山市美川中町で

息子の障害 診断きっかけ「お母さんの居場所に」

 子育ての悩みに寄り添うカフェ「なっちゃんのきいろいかさ」が十日、白山市のJR美川駅前にオープンした。開いたのは、自身も育児に悩んだ経験がある津田千夏さん(41)=同市鹿島平。不登校や発達障害などの相談にも応じ、親子が楽しく暮らせる手助けをする。 (吉田拓海)
 カフェは座敷とカウンターテーブルがあり、明るい雰囲気。温州ミカンだけを搾った熊本県産なつみかんジュース(税込み五百円)や、こしあんが入った手作りの揚げパン(同二百円)などを提供する。早速、四児を連れて来店した石原千春さん(33)=能美市寺井町=は「子どもを安全に遊ばせられるフローリング床の内装で、母親もリラックスできる飲食店は周囲に少ないのでありがたい」と歓迎した。
 子どもと触れ合うことを目的にした「ベビーマッサージ」や、母親たちが交流するお話会の会場としても活用していく。
 津田さんがカフェを開いたのは、「コロナの中でお母さんの行き場所がなくなっているのでは」と感じたから。息子二人に発達障害があると診断されたことをきっかけに、会社勤めをしながら、県内で子育て支援に携わってきた。
 その経験から、母親が孤立せず、自己肯定感を持つことが大事だと痛感した。気軽に訪れて、育児の情報を交換できる場所にしてもらおうと、入りやすいカフェを開くことにした。
 カフェで他の母親と交流する中で、利用者の視野が広まることも期待。不登校の児童向けのフリースクールや、発達障害がある児童を対象にした放課後デイサービスの利用法なども伝える。津田さんは「子育てに正解はないので、自分の育て方が悪いのかと責めないで。お母さんが楽しく生きることが子どもの笑顔につながる。気軽に足を運んで居場所にしてもらえれば」と呼びかける。
 午前十時〜午後六時。三台分の駐車場がある。不定休。日曜はイベントを行うため予約が必要。(問)津田さん080(8992)2130

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