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【中日】福留5143日ぶり本拠地バンテリン弾!「声援で届きましたね」大島康徳さんとの思い出も力に

2021年7月11日 06時00分

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5回裏1死、福留が右越えに本塁打を放つ

5回裏1死、福留が右越えに本塁打を放つ

◇10日 中日6―2DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 完璧な手応えからバットを軽く放り投げ、ダイヤモンド一周へ駆け出していく。その姿の華やかさは、14年前と全く変わらない。福留が、中日のユニホーム姿では2007年6月11日のロッテ戦以来の本拠地弾となる2号ソロ。竜党を5143日ぶりに興奮の渦に巻き込んだ。
 4点リードの5回1死、DeNAの2番手・平田の浮いた変化球をジャストミートすると、打球はファンの待つ右翼席へズドン。「追い込まれてたんで、食らいつこうと思って。芯に当たって、声援で届きましたね」。7日の巨人戦(東京ドーム)での古巣復帰1号は、空砲だっただけに「勝ちにつながったのが一番ですね、はい」と声を弾ませた。
 ともに日の丸を背負って世界の頂点を味わった竜の大先輩との思い出を、かみしめて力に変えた。6月30日に死去した中日OBの大島康徳さんへ、9日の試合前に黙とう。2006年のWBCでは、打撃コーチと主軸の間柄だった。
 「生き返れ、福留!」の実況直後、一振りで列島を熱狂させた準決勝・韓国戦での代打先制2点本塁打。その直前の大島さんとのやりとりを鮮明に覚えている。
 「大島さんが裏に来て『孝介いくぞ。おまえならいける。いってこい』と、ベンチから送り出していただいて。感謝しかない」。気さくな明るいキャラクターが、今も忘れられない。「僕自身そんなに調子が良くなかった中、何でもすぐ言ってくれるのは、選手も接しやすかった。あのときには助かっていた。自分の大きな財産だと思います」と懐かしそうに振り返り、視線を宙に送った。
 球史に新たに名前を刻み込む一戦にもなった。4回の4点先制につながった第2打席の左前打と、7回のダメ押しの6点目を演出した右越えの二塁打で今季2度目の猛打賞。
 44歳以上で複数回猛打賞を記録したのは、3回の野村克也(西武)、2回の落合博満(日本ハム)、岩本義行(東映)に続いて4人目。中日では初となった。「偉大な方々の中に名前が入るのはうれしいし、ありがたいこと。励みに一日一日やっていけたら」。レジェンドだけが許されるモチベーションだ。
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