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高岡・原爆展で 被災物初展示 止まった時計など

2021年7月10日 05時00分 (7月10日 05時03分更新)
県内で初展示の原爆被災物品のコーナー=高岡市末広町で

県内で初展示の原爆被災物品のコーナー=高岡市末広町で


 高岡市の原水爆禁止高岡協議会が主催する長崎原爆展と平和チャリティー色紙展が九日、同市末広町のウイング・ウイング高岡で始まった。十一日まで。
 原爆展では、長崎原爆資料館(長崎市)から借りた被爆写真パネル四十一枚、今年は原爆被災物品十点を初めて展示した。
 被爆二日前の一九四五年八月七日と被爆一カ月後のの長崎市を空撮した写真は、爆心地や被害の規模が分かる。爆心地付近で焼死した少年の写真や駅ホームで亡くなった母親と子どもなど、被爆の悲惨な状況を記録した写真が並ぶ。被災物品は、原爆がさく裂した午前十一時二分で止まった懐中時計や高熱で変形したガラス瓶などを展示した。
 初日は、長崎平和推進協会の写真資料調査部会に所属する米沢佑樹さん(41)、被爆による心の傷や差別など社会的被害を研究する長崎大大学院生の橋場紀子さん(50)が会場で説明した。
 米沢さんは「一発の恐ろしい原爆で、住宅地だった爆心地のすべてが消失し、そこには人々の生活があったことを知ってほしい」と話した。
 色紙展には、県内の作家二十七人の色紙などの作品四十六点を展示し、入札で販売する。 (武田寛史)

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