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朝日、川越町でなぜごみ分別? 焼却場の四日市市は分けず

2021年7月9日 05時00分 (7月9日 13時41分更新)
四日市市と朝日、川越両町のごみを受け入れる四日市市クリーンセンター=同市垂坂町で

四日市市と朝日、川越両町のごみを受け入れる四日市市クリーンセンター=同市垂坂町で

 わが町はなぜ分別が必要−? ユースク取材班に朝日町の七十代男性から「町のごみ収集は燃えるごみと燃えないごみとの分別が必要です。処分場は四日市の焼却場で、四日市では分別なしでごみ収集ができています。不思議な状況です」との投稿が寄せられた。同じ施設で処理されるのに自治体での集め方に差があるのはなぜか調べてみた。
 (佐々木香理)
 男性の地域では可燃ごみは週二回、プラスチック類などの埋め立てごみは週一回収集される。町は自前のごみ処理施設を持たず、川越町とともに四日市市に処理を委託している。
 朝日町町民環境課によると、ごみ分別を無くすことで地域の集積場でのごみのかさが増え、収集の効率が下がる可能性を懸念。収集車や人員の変更による費用負担のほか、住民の資源ごみの分別意識への影響も課題となっている。
 四日市市、朝日町、川越町から出るごみは、焼却と破砕処理が可能な「四日市市クリーンセンター(CS)」で対応している。二〇一六年に稼働し、これまで埋め立てていたプラスチック類などが燃やせるようになった。これに伴い、市ではごみの分別方式を変更。一方で朝日、川越両町は従来の分別方式を続けている形だ。
 CSの初年度の処理量は約十二万八千トンと、旧施設だった前年度より三千トン超の増加となった。一方、埋め立てごみは十分の一に削減。市生活環境課は「ごみの出し方が分かりやすくなっただけでなく、市民が直接持ち込むなど利用頻度も増えた」と分析する。稼働から五年、処理量は十二万トン台後半を推移。二〇年度は前年度より若干減少する見込みという。市の担当者は「二町の分別方式が変わっても処理実績には大きな影響はない」としている。
 朝日町の担当者は「分別方式については、川越町とも協議を続けている」と話す。

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