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<頂の先へ 月刊・藤井聡太二冠> 王位戦1敗後に棋聖戦初防衛

2021年7月9日 05時00分 (7月9日 05時00分更新)
3連勝で初防衛を果たし、色紙を手に笑顔を見せた藤井聡太二冠=3日、静岡県沼津市で

3連勝で初防衛を果たし、色紙を手に笑顔を見せた藤井聡太二冠=3日、静岡県沼津市で

  • 3連勝で初防衛を果たし、色紙を手に笑顔を見せた藤井聡太二冠=3日、静岡県沼津市で
  • 藤井二冠が「いまくいかない組み合わせ」を発見した局面
  • 最近の対局結果
 藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖、愛知県瀬戸市=が“最強の挑戦者”の豊島将之二冠(31)=竜王、叡王、同県一宮市出身=を迎え撃つ「お〜いお茶杯第62期王位戦」(中日新聞社主催・伊藤園特別協賛)の7番勝負が、ついに始まった。注目の第1ラウンドは、豊島二冠が圧倒的な強さで完勝。複数のタイトル戦を抱える藤井二冠の行く手に、暗雲が垂れ込めた。しかし直後の棋聖戦で史上最年少のタイトル防衛と九段昇段を成し遂げ、もやもやを吹き払ってくれた。

完敗から「新たな発見」

 「藤井さんは局面を悲観的に捉え過ぎている気がしますね」。名古屋能楽堂であった王位戦第一局の二日目、立会人の青野照市九段(68)が、二人の戦いぶりを見ながら感想を漏らした。インターネット中継で解説する棋士も、「いつもの藤井さんらしくない」と首をひねる。大一番の相手が、小学生時代から強さを見せつけられてきた先輩。さすがの藤井二冠も、無意識のうちに萎縮してしまうのかもしれない。苦戦しても驚異的な粘りで見せ場をつくるのが藤井将棋。しかし、この日はあっさりと土俵を割ってしまった。終わってみれば、持ち時間を百分以上残しての完敗だった。
 その三日後には...

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