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コロナ禍で貧困や虐待、あらわに ケニアで障害児療育施設を運営する医師・公文和子さん

2021年7月9日 05時00分 (7月9日 05時02分更新)
障害児の療育施設「シロアムの園」での医療活動を手記にした公文和子さん=東京都千代田区で

障害児の療育施設「シロアムの園」での医療活動を手記にした公文和子さん=東京都千代田区で

  • 障害児の療育施設「シロアムの園」での医療活動を手記にした公文和子さん=東京都千代田区で
  • ナイロビ郊外でマスクを子どもたちに配る公文さん(左)(千葉康由さん撮影)                
 アフリカ・ケニアで障害のある子の発達支援のため、療育施設を運営する日本人女性がいる。小児科医の公文(くもん)和子さん(52)。英国で熱帯医学を学び、「途上国の子どもたちと共に生きたい」と、障害児やその家族を支えている。ケニアの障害児を巡る現状とコロナ禍での療育、日本とも共通する課題を聞いた。
 公文さんは二〇〇二年、国際協力機構(JICA)のエイズ専門家としてケニアに赴任。後に現地の国際非政府組織(NGO)や民間診療所でも働き、障害児と家族が抱える困難を目の当たりにした。
 ケニアは日本の児童発達支援センターのような専門施設や専門家が少なく、個々の障害児に合ったケアや教育を受けられない状況だった。「『悪霊がついた』『親族に不幸を呼ぶ』などの差別や偏見から地域で孤立し、家庭崩壊に至る家族が多い」と心を痛めた。
 ケニア赴任前には、内乱後の東ティモールや、シエラレオネの難民キャンプで活動し、英国で熱帯医学も学んだ。「途上国の障害児と共に生きたい」との思いから、寄付を募り、一五年に療育施設を首都ナイロビ郊外に開設。イエス・キリストが目の見えない人を癒やした池にちなんで「シロアムの園(その)」と名...

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