白いトウモロコシ収穫が最盛期 浜松・西区の畑
2021年7月8日 05時00分 (7月8日 05時03分更新)
浜松市西区和地町の畑で、甘さいっぱいの白いトウモロコシの収穫が最盛期を迎え、生産者が収穫に汗を流している。
同所で辻村農園を営む辻村晃一さん(42)は、十年ほど前に種苗メーカーと試行錯誤して独自に開発したホワイトコーンの品種「ロイヤルメイズ」を、約二・五ヘクタールの畑で栽培している。白いトウモロコシは珍しく、糖度が二〇度近くもある。生でもおいしく食べられると人気がある。
今年のトウモロコシは、天候にも恵まれて生育が良く、甘さ、味とも上々の仕上がりという。地域の生産者グループ「万農一心(ばんのういっしん)」のメンバーらと、一本一本丁寧に実入りを確かめながら収穫に追われていた。多い日には約五千本から六千本を出荷する。
辻村さんは「果汁たっぷりで甘さが自慢の逸品です。地元の若い力を結集させて、浜松地域の顔となる特産品に育てたい」と意気込む。
最盛期は今月二十日ごろまで続き、主に関東方面の市場に出荷。地元では同市北区三幸町のJA三方原開拓が直営する「土の市直売場」をはじめ、同農園でも予約販売する。(問)辻村農園=053(486)1783 (袴田貴資)
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