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田中「黒子」に徹する 堂安、久保建ら前に「ボール届けるのが自分の役割」【五輪サッカー日本代表】

2021年7月7日 20時38分

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田中碧

田中碧

 東京五輪サッカー男子の日本代表は静岡合宿3日目の7日、11人対11人のハーフコートの紅白戦やセットプレーの確認などに取り組んだ。MF田中碧(22)=デュッセルドルフ=は金メダル獲得に向け、堂安律(23)=PSV、久保建英(20)=レアル・マドリード=らをアタッカー陣を引き立てる「黒子」に徹する考えを示した。
 フィールド選手で唯一、長袖の練習着に身を包んだ田中は、したたり落ちる汗をぬぐおうともせず、ピッチを走り回った。紅白戦では味方に指示を飛ばしながら相手に圧力をかけ、狙いどころで自ら球を奪うと、2、3人を引き剥がして逆サイドへ展開。ゴールに迫るのは堂安、久保建だったが、攻守の歯車は田中を軸に回っていた。
 田中は「前の選手にボールを届けるのが自分の役割」と言い、「守備では自分が取り、なおかつゲームコントロールする。自分が目立たないくらい前の選手たちが活躍してくれることが自分の仕事をしていることになる」と“極意”を語った。
 五輪直前にドイツ2部への移籍を決断した。危険な賭けにも映るが、「どれだけできるかワクワクしている」と自信をにじませた。ただ、新たな挑戦の前に“けじめ”をつけるべく、「ここからがスタート。金メダルを取るためにやる」と眼光鋭く言った。
 オーバーエージが加わった守備陣は堅固で、若きアタッカー陣は目をぎらつかせている。勝敗の鍵を握るのは、攻守のつなぎ役を担う田中の存在にほかならない。
 「初戦(22日・南アフリカ戦)が一番大事。チームの勢い、結束力、実力以上の見えない何かを味方に付けること」。司令塔が裏方に回り、日本の躍進を演出する。
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