ルーキー時代の松坂大輔 、当時を知る中日・伊東ヘッドの回想「スライダーがベース2つ分曲がっていた」
2021年7月7日 16時28分
西武の松坂大輔投手(40)が今季限りで引退することを受け、ルーキーイヤーから知る中日の伊東勤ヘッドコーチ(58)が7日、巨人戦の試合前に取材対応し「良いときに辞めてほしかったという気持ちもあるけど、最後マウンドに上がってあいつの勇姿を見たかったね」と思いを語った。
松坂の入団当時、ベテラン捕手だった伊東ヘッドは最初の春季キャンプのブルペンで衝撃を受けたという。「当時もそうそうたるメンツはいたけどその中でも目立っていた。18歳のボールではなかった。オーバーに言うと、スライダーがベース2つ分曲がっていた。もちろん真っすぐも速かったけど、そんな投手はいなかった。躍動感がすごかった。バネみたいだった」と述懐。「それまでテレビでしか見たことなかったけど、だいぶ離れているボールを空振りしているバッターとかいたじゃない。高校生だからかなと思っていたら、実際、曲がりはすごかった」と語った。
捕手として、指導者として松坂大輔という投手と関わってきた。伊東ヘッドは「一見物静かでおとなしそうですけど、内に秘めた闘志は持っていましたね。どういう状態であれ最後まで投げるという気持ちの強さを持っていた」と闘争本能丸出しの気質を評価。続けて「150球でも160球でも投げるぐらいの気持ちでいたし、とにかく投げるのが好きだったですよね。どんだけ投げても、次の日またボール投げているような感じがあったので…野球小僧だったですよね」としみじみと話していた。
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