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自民不振、衆院選へ焦り 東京都議選 

2021年7月6日 05時00分 (7月6日 05時01分更新)
 東京都議選での不振を受け、自民党内に動揺が広がった。昨年九月の菅政権発足後、知事選や四月の衆参三選挙は敗北続きで、次期衆院選の「選挙の顔」として菅義偉首相の資質に不安が募る。首相が描く衆院解散や党総裁再選に向けた戦略にも狂いが生じかねない。一方、議席を増やした立憲民主党も高揚感は乏しく、衆院選への課題が改めて浮き彫りになった。
▽連敗
 「冷静に分析し、次に備えたい」。都議選から一夜明けた五日、首相は官邸で記者団に語った。同時に「第一党になった」とも強弁した。
 公明党と合わせて過半数に届かず、三十三議席に失速した自民。当初「五十はいける」(幹部)との楽観論もあっただけに、党内の受け止めは厳しい。
 菅政権は連戦連敗だ。四月の衆参三選挙は「政治とカネ」問題などで逆風を受け全敗。与野党対決型の山形、千葉、静岡の各県知事選でも敗れた。都議選で挽回を図ったが、選対幹部は「こんなに落とすとは思わなかった」とため息をつく。自民閣僚経験者は「慢心があった」と危ぶむ。
 自民が政権から転落した二〇〇九年衆院選の前の都議選ですら、今回より多い三十八議席だった。党内では衝撃が走り、当時の麻生太郎首相に「麻生降ろ...

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