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炎天下 ドローンが農作業 七尾・八田町営農組 消毒、肥料散布に導入

2021年7月6日 05時00分 (7月6日 05時02分更新)
ドローンのデモ飛行を眺める組合員ら=七尾市八田町で

ドローンのデモ飛行を眺める組合員ら=七尾市八田町で

熱中症回避し「効率よく安全に」


 効率よく品質のいいコメを作ろうと、七尾市の八田町営農組合は、消毒や肥料の散布に小型無人機ドローンを導入する。高齢化が進む組合員の労力を減らそうと、体力的に厳しい夏場の防除作業などで活用する。今夏に希望者の田んぼで試験的に取り入れ、徐々に町内全体に広げていく。 (稲垣達成)
 約二十人いる組合員の平均年齢は七十歳超。栽培の過程で特に大変なのが、病害虫の防除作業だ。七月下旬〜八月中旬の炎天下、五、六人が連携しホース片手に消毒するが、一日の作業時間は平均で六、七時間になるという。組合代表の寺井藤雄さん(74)は「消毒の時期は変えられない。年々暑くなり、体力も持たなくなってきた」と話す。
 そこで目を付けたのが小型無人機。費用はかかるが、上空から効率的に散布するため、作業時間を短縮できるほか、人手の確保も不要になる。組合は七尾市や中能登町でドローンによる農薬散布を手掛けるJAM能登(同市中島町)に依頼。今夏の作業からドローンを使うことになった。
 六月二十七日にはJAM能登代表の山口佳和さん(52)が八田町を訪れ、組合員らを前にデモ飛行を実施。約十分で一ヘクタールの消毒ができることなどを説明した。山口さんは「効率よく進められ、需要はすごい。各地から問い合わせがある」と話す。
 組合は、今夏は希望者の田んぼで試験的に導入。効果を確かめた上で、来年以降、町内の田んぼ計約八ヘクタールでの活用を検討する。寺井さんは「消毒中に熱中症で倒れることもある。機械化で安全に効率よく栽培を進めたい」と語った。

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