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菅野の不調原因はオフの休養&リセット期間が短すぎたこと…現状ではメジャー厳しい【大慈彌功コラム】

2021年7月5日 22時00分

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菅野智之

菅野智之

 今オフに再度メジャー挑戦を示唆していた巨人・菅野智之投手(31)が、不調により今季4度目の登録抹消となった。今月に入り、東京五輪代表辞退も決断。日本を代表してオリンピックで戦うことは何にも代えがたい誉れだっただろう。さぞや無念に違いない。
 不調の原因として考えられるのは、オフの休養及びリセットする期間が短すぎたこと。昨季はコロナ禍の影響で日本シリーズでの登板が11月21日にずれ込んだ。なおかつ昨年末からメジャー移籍かどうかの渦中にあり、例年なら正月を挟み3週間ほどハワイで徹底的に体を鍛え上げる自主トレができなかった。
 結果、3月26日の開幕を見据えての十分なコンディションを整えられなかったのではないか。あるいは、過去の故障を含めた勤続疲労も要因かもしれない。
 今季の登板で本調子には程遠いと強く感じたのは、6月13日のロッテ戦(ZOZOマリン)だった。2イニング3分の2を投げて4失点で降板。首脳陣の1人は、この幕張のウインドに負けたって感じでペースを乱され修正ができなかったと擁護していた。しかし、後続4人の救援陣は計5イニング3分の1を1失点に抑えている。風のせいにするプロらしからぬ弁明をいぶかしく思わずにはいられなかった。
 案の定、中17日で迎えた7月1日の広島戦(東京ドーム)はさらなる不調に陥っていた。最速は145キロで、どこかをかばっているのか押し出すような投げ方に見えた。現状のままではメジャーは厳しいと言わざるを得ない。十二分な心身のリフレッシュ、リハビリを施し、本来の姿を取り戻してもらいたい。
 東京五輪代表でもある西武・平良海馬投手(21)が1日に39試合連続無失点のプロ野球新記録を打ち立てた。沖縄・八重山商工高2年時の1月に視察した際、身体の強靱(きょうじん)さに感嘆し、投手としてはもとより打者としてもメジャーで通用するのではとの印象を持った。
 メジャーでは現ヤンキースの救援左腕ザック・ブリットン(33)が、オリオールズ時代の2016年に平均155キロで鋭く変化するシンカーを駆使し、43試合連続無失点を記録している。この記録をも超え、どこまでも更新し続けてもらいたい。一方で、ぜひとも彼の打撃を見たいものである。

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