本文へ移動

「女子は理数苦手」学校での偏見防げ 文科省が冊子で周知

2021年7月5日 16時00分 (7月5日 16時00分更新)
 「女子は数学や理科ができない」。そんな無意識の思い込みや偏見(アンコンシャス・バイアス)を払拭(ふっしょく)しようと、内閣府は初めて、学校の先生たちに向けた啓発冊子を作り、ホームページに公開した。文部科学省は、都道府県教育委員会に事務連絡を出し、教員研修の参考としてこの冊子を周知した。
 改善を求める事例の一つが、先生が、理科の授業で実験の操作は男子、記録は女子という生徒間の自然とできた役割分担に任せていること(イラスト参照)。冊子では先生が無意識であっても、この状態を黙認することで「男子中心の授業運営となった結果、女子は学習意欲を高めにくくなってしまう」と指摘している。
 テストの点数の良かった女子生徒に「女子なのに数学や理科ができて、すごいね」とほめ言葉をかけることは「好意的性差別発言」と問題視。生徒個人をほめるのではなく、女子なのにといった属性に基づいて評価することで「声かけをされた女子生徒は、その教科に対する意欲を低下させることが研究から分かっている」としている。
 冊子は「男女共同参画の視点を取り込んだ理数系教科の授業づくり〜中学校を中心として〜」。冊子によると、日本の女子は十五...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報