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福井の小川さん 動画で最優秀賞 クールジャパンコンテスト2020

2021年7月5日 05時00分 (7月5日 09時43分更新)

クールジャパンコンテスト動画部門で最優秀賞を受賞した小川さん=福井市内で 


 政府や民間団体でつくるクールジャパン官民連携プラットフォームが初開催した「クールジャパンコンテスト2020」の動画部門で、福井市の映像作家・小川浩之さん(48)が制作した動画「匠(たくみ)が護(まも)る伝統工芸 その技と未来」が最優秀賞を受賞した。小川さんは「すごくうれしい。百年たっても観賞に堪える映像を撮り、地域文化とそこに住む人たちの笑顔を守りたかった」と受賞を喜んだ。
 コンテストでは、コロナ禍の収束後に海外からの観光客を呼び込むため、日本の魅力を伝える動画などを募集した。応募された二百四十二点の中から小川さんの作品が最優秀賞に選ばれた。受賞作は在外公館の各種広報・レセプションや会員制交流サイト(SNS)、政府の取り組みで活用される。
 小川さんは小浜市出身。夢を追いかけるため二十代前半で地元を離れ、大阪府で腕を磨いた。二〇〇四(平成十六)年、母の死をきっかけに福井に戻り、〇八年からフリーの映像作家として活動する。一一年からは県済生会病院の緩和ケア病棟で患者を撮影するボランティアカメラマンも務めている。

最優秀賞を受賞した動画「匠が護る伝統工芸 その技と未来」

 受賞作は、小浜市で体験施設などを運営する職人団体「若狭工房」を撮影したもの。若狭塗り箸や若狭めのう細工の職人仕事を描きつつ、祭りなど地域文化の映像にもこだわった。小川さんは「市民は毎年祭りを楽しみにしていた。コロナで中止が続いているが、みんなに元気になってほしかった」と話す。小川さんは昨年六月から半年間、小浜市に通った。ドローンで美しい海と里山の映像を撮影。鈴虫の鳴き声を交えながら、職人の作業風景を撮影した日もあった。「海外の人でも楽しんで見られるような、アートな雰囲気で発信することが重要だと思った。コロナ禍が落ち着けば、また観光客が戻る。地方はこれから注目されるはず。そんな時にこの映像が役立てば」と期待を込めた。
 動画はホームページなどで公開している。「若狭工房」または「クールジャパンコンテスト」で検索。 (藤共生)

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