本文へ移動

<山車に魅せられて> 常滑・高須賀地区 文化伝承に外国人の力

2021年7月4日 05時00分 (7月4日 15時47分更新)
唐子車の前で仲間と集合写真を撮るフランクリンさん(左下)=常滑市大野町で

唐子車の前で仲間と集合写真を撮るフランクリンさん(左下)=常滑市大野町で

  • 唐子車の前で仲間と集合写真を撮るフランクリンさん(左下)=常滑市大野町で
  • 小太鼓を演奏するフランクリンさんの長女陸亜花さん=常滑市大野町で(フランクリンさん提供)
  • アルバムをめくって大野祭りの思い出を語るフランクリンさん=常滑市で
 二〇一〇年五月、常滑市大野町一帯で開かれた「大野祭り」で、高須賀地区の山車「唐子車(からこしゃ)」の引き手に外国人の姿があった。カメルーン出身の自動車輸出業ティンボン・フォン・フランクリンさん(43)だ。
 この四年前の〇六年に妻の晴子さん(48)と結婚して大野町に住んでいた。大野祭りを見物し、地域ぐるみの盛り上がりに感動。晴子さんの親戚と一緒に唐子車保存会に打診し、一〇年の祭りに初めて参加した。
 その後、毎年参加するたびに顔なじみが増え「祭りの仲間はファミリー」と思うように。「年配の人ほどかわいがってくれる。祭りになると『仲間と一緒に頑張りたい』という気持ちが湧いてくる」と語る。
 唐子車は江戸中期の一七四一(寛保元)年の創建とされ、現役の山車としては知多半島最古と言われる。山車は前後に計四本のかじ棒があり、それぞれ四人ずつ肩に乗せて動かす。体力と気力が不可欠という。
 フランクリンさんは山車を引くたびに肩が棒に擦れて痛むが、法被に袖を通している間は意に介さないという。「アドレナリンが出て、気持ちはハッピーさ。でも、祭りの後に家に帰ると痛いけどね」と笑う。
 唐子車保存会の古橋和幸会長(5...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧