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<あいちの民話を訪ねて>(41)小牧山の吉五郎伝説(小牧市)

2021年7月4日 05時00分 (7月4日 05時00分更新)
吉五郎稲荷大明神をまつる小牧山稲荷神社を掃除する鈴木さん=小牧市の小牧山で 

吉五郎稲荷大明神をまつる小牧山稲荷神社を掃除する鈴木さん=小牧市の小牧山で 

  • 吉五郎稲荷大明神をまつる小牧山稲荷神社を掃除する鈴木さん=小牧市の小牧山で 
  • お梅をまつった御林稲荷社=小牧市小牧5の神明社で
 小牧市のシンボル、小牧山を舞台に繰り広げられる吉五郎伝説。市史などによると寛永年間(一六二四〜四四年)の創作伝説が始まりとされ、お梅との愛憎劇のほかにもさまざまな形の伝説が残っている。その中には、子どもを捕まえられた吉五郎が警官に化けて注意しにきたとか、美しい娘に化けた吉五郎が木の葉を切符にして電車に乗っていたといった近代の話もある。
 「吉五郎は身近な存在で、いろいろな話が生まれたのではないか」と話すのは、小牧山にある小牧山稲荷神社の奉賛会世話人代表の鈴木多久美さん(85)。吉五郎稲荷大神を本殿にまつるこの神社の境内をほぼ毎日、清掃している。
 鈴木さんによると、一九三五(昭和十)年、地元の婦人会役員三人の枕元にキツネが現れ、「小牧全体の守護神として小牧山に鎮座したい」と告げたことを機に、民家にあった稲荷神社を小牧山でまつるようになったという。
 吉五郎は神格化され、今でも地元の人たちに親しまれている。毎月二十一日には地元有志で神事を行い、毎年四月二十一日の大祭には五十人ほどが参列している。ちなみに、小牧山近くの神明社にはお梅をまつった御林稲荷もある。
  (水谷元海)

 大昔から小牧山には...

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