MLBが球団自らチケット払い戻し規定の変更可能と通達 Rソックスやカージナルスなどが返金へ
2020年4月30日 16時57分
今季開幕の見通しが立っていない大リーグは、チケット払い戻しに関する規定を各球団が自ら変更できると通達。これを受け、レッドソックス、カージナルス、ジャイアンツやパドレスなどが払い戻しを発表した。
29日のAP電によれば、チケット返金を受けるファンに対し、さらに今季と来季のチケット購入の際は、インディアンスは10%、ツインズはシーズンチケット保持者に15%の割引サービスも実施すると発表した。
Rソックスも同様の割引を導入する予定で、ケネディ球団社長は「ウイルス流行の状況下でわれわれがスケジュールを調整する中、ファンがどれほど我慢強く待ってくれていたか、感謝する」と語った。
大リーグは開幕が遅れているが、これまでは雨天順延などと同じ「延期」扱いで「中止」ではないとし、払い戻しに応じていなかった。そのため、20日は2人のファンが大リーグと全30球団に対してチケットの払い戻しを求めて訴えを起こしたと報じられていた。
29日の米放送局CBSスポーツ(電子版)は、今回の措置を妥当だと強調。「野球のチケットは安価ではなく、ウイルス流行が雇い止めなどの経済的苦境を招いている中、大リーグファンが返金を求めるのは正当なことだ。チームも経済的な痛手をこうむっているが、だからといってプレーしない試合のチケット料金を保持していい理由にはならない」と報じた。
関連キーワード
おすすめ情報