波紋広がるピート・ローズ氏のコルクバット疑惑 「犯した禁止事項は野球賭博だけではなかったのか…」
2020年5月6日 16時07分
通算4256安打のメジャー記録を保持するピート・ローズ氏(79)=元レッズなど=は、現役時代にコルクバットを使用した疑惑が再び報じられ、その波紋は広がるばかりだ。
米大手ニュースサイトのNJドットコムは「安打記録は詐欺だったのか」の見出しで「ローズが犯した禁止事項は賭博だけではなかったのだろうか」と報じた。
米スポーツ専門局ESPNは「コルクバット疑惑はローズのキャリアのさらなる汚点になるか」と題して討論。トニー・コーンハイザー解説者が「野球賭博をしたことにより、球史で最も自分自身にダメージを与えた選手だが、それに比べればコルクバットはまだ許せる範囲の不正行為だ」と語った一方、マイケル・ウィルボン・アナリストは「問題は、コルクバットを使わなければ何本ヒットを打っていたかだ」と語った。
米ニュースサイトのデッドスピンは2010年、ローズ氏が使用したバットのエックス線写真を撮り、コルクが写っていたと報道。ローズ氏は04年、コルクバット疑惑について「バットを検査すればいい。何も見つからんよ。証拠があるなら持って来い」と語っていたが、デッドスピンの報道には無言を貫いている。
ローズ氏は1989年、野球賭博により球界を永久追放。04年、自身が一貫して否定していた野球賭博を認めた後、15年は現在もギャンブルを続けていると明かした。
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