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二日酔いでパーフェクト!「母の日の奇跡」と称された10年前の快挙 ”平均点”の投手がなぜ…

2020年5月7日 16時11分

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2010年にアスレチックスで完全試合を達成した男、実は…(AP)

2010年にアスレチックスで完全試合を達成した男、実は…(AP)

 母の日だった2010年5月9日、当時アスレチックスのダラス・ブレーデン元投手(36)は、レイズ戦で完全試合を達成。だが、当日はひどい二日酔いだったと告白した。6日のアスレチックス地元紙サンフランシスコ・クロニクル(電子版)が報じた。
 原因は母の日。ブレーデンは高校時代、女手ひとつで育ててくれた母ジョディさんをがんで亡くし、それ以来、母の日は毎年つらかったという。
 「母の日の前日で、やけ酒だった。その日まで、登板前日をそんなふうに過ごすことは絶対にしなかった。でも、あの日の精神状態は『とにかく、明日のことは忘れよう』という感じだった」
 だが、現実は109球で6三振を奪い、メジャー史上19人目のパーフェクト。最後のアウトが遊ゴロで完成すると、左人さし指を掲げた天空をじっと見詰め「何よりも祖母のために大事な日だった。2人で乗り越えてきたすべてを考えると、母の日に、この場にいた祖母にプレゼントできたのが最高だ」と語った。
 治安が悪い地域で育ち、母の死以来、祖母ペギーさんがときに道を外しそうな孫を叱咤(しった)。野球にまい進させたという。ペギーさんは「母親にも見せてあげたかった…」と涙を流した。
 当時の直球は140キロ前後、チェンジアップとスライダーもかろうじて平均点以上。11年までメジャー通算5年間で26勝36敗、防御率4・16。パーフェクトはまさに奇跡だった。現在は放送局NBCスポーツの解説者を務めている。

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