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列島の成り立ちが見える 新潟の断層露出箇所が国天然記念物に

2021年7月2日 16時00分 (7月2日 16時00分更新)
糸魚川−静岡構造線の露出箇所=6月、新潟県糸魚川市で

糸魚川−静岡構造線の露出箇所=6月、新潟県糸魚川市で

  • 糸魚川−静岡構造線の露出箇所=6月、新潟県糸魚川市で
 日本列島を地質的に東北と西南に分ける長さ約二百五十キロの大断層「糸魚川−静岡構造線」のうち、新潟県糸魚川市にある断層露出箇所が今年三月、国の天然記念物に指定された。同構造線の露出箇所では、山梨県早川町に続き二例目の指定だ。列島の成り立ちが垣間見える学術的価値が評価され、地元関係者は「後押しになる」と関心の高まりに期待する。
 露出箇所を管理するフォッサマグナミュージアム(糸魚川市)によると、約千六百万年前、アジア大陸と分離した日本列島は中央付近で裂け、「フォッサマグナ」と呼ばれる巨大凹地ができた。そこに海水が入り、日本海と太平洋がつながって列島は東西を海で分断。その後、火山噴出物などで埋め立てられ、一つになる変遷を経た。
 埋まった巨大凹地の境界(西側)が構造線と呼ばれるようになった。糸魚川市から長野、山梨両県を経由し静岡市まで。距離にして約二百五十キロ。新しい岩石と古い岩石がぶつかり、列島の地質的成り立ちを伝えている。
 構造線全体で露出しているのは五カ所ほどあるが、糸魚川市の箇所は高さと幅ともに約十メートル。巨大凹地を埋めた約千六百万年前の茶色い地層が東側、西側は約二億七千万年前の白っ...

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