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最強の盾破られた最弱の矛・中日はいかに戦うべきか…与田監督が「長く投げて欲しかった」福谷の本当の見切り時

2021年7月1日 09時23分

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3回裏、投手交代を告げる与田監督

3回裏、投手交代を告げる与田監督

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇30日 DeNA9―4中日(神宮)
 投高打低の中日と、打高投低のDeNA。チームカラーは真逆といっていい。チーム防御率がリーグトップの中日は、チーム打率はリーグワースト。最強の盾で守り、最弱の矛を補う。一方のDeNAは総得点をリーグ2位の307まで伸ばしたが、総失点365はリーグワーストである。盾は最弱だが、強力な矛で敵を突く。
 つまり強い盾と矛の戦いであると同時に、弱い矛と盾の戦いでもある。先発の福谷が、いきなりの4失点。誰が見ても劣勢だが、ベイの盾なら竜の矛でも突けるかもしれない。直後に連勝神話のあるビシエドの11号で3点差。ロースコアという理想のゲームプランを修正し、勝つ方法を練り直したはずだ。乱打戦に持ち込むしかない。失点を抑え、反撃期を待つ。
 2回も福谷。それはわかる。しかし、立ち直れず。先頭の大和に二塁打を打たれ、2死までこぎ着けたが柴田に左中間を割られた。再び4点差。ここが福谷の見切り時だったのではないか…。
 降雨コールドゲームの前日は、大野雄が完投し、7月1日は試合がない。ブルペンは総動員できた。そうしていれば勝敗がひっくり返ったなどと、都合のいいことを書くつもりはないが、ベンチの“熱”は伝わったはずだ。しかし、現実には福谷が柴田に続いて佐野、オースティンにも連続二塁打を浴びた。不安のあるベイの盾とはいえ、竜の矛では絶望的ともいえる6点差。あとはもう試合が成立する前に、連夜の雨が流してくれることを祈るばかりだった。
 「(福谷には)できるだけ長く投げて欲しかった。打線は粘り強さを出したけど、序盤の7点は重かった」
 与田監督の敗戦の弁。チームカラーは1日、2日では変わらない。点を取らせないのが竜の野球。それができなかったとき、いかに戦うか。逆にDeNAは取られるのは覚悟の上。いかにそれ以上を奪い取るか。上とも下とも離れた4位に5月末から安住してきたが、気が付けば2ゲーム差。ぬるま湯になじみきった体には、5位の寒さはこたえそう…。

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