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藤井聡太王位は完敗発進 苦手・豊島将之竜王との対戦成績は1勝7敗に【王位戦】

2021年6月30日 16時37分

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豊島将之二冠と対戦する藤井聡太王位=30日午前、名古屋市の名古屋能楽堂(代表撮影)

豊島将之二冠と対戦する藤井聡太王位=30日午前、名古屋市の名古屋能楽堂(代表撮影)

 藤井聡太王位(18)=棋聖、愛知県瀬戸市出身=に豊島将之竜王(31)=叡王、同県一宮市出身=が挑戦する「お~いお茶杯第62期王位戦」(中日新聞社主催・伊藤園特別協賛)七番勝負第1局は30日、名古屋市の名古屋能楽堂で指し継がれ、104手で後手の豊島竜王が先勝した。第2局は7月13、14日、北海道旭川市の花月会館で指される。
     ◇
 午後3時35分、藤井王位は105手目を指すことなく投了を告げた。今後の将棋界の勢力図を占う上で大きな意味を持ってくる“尾張対決シリーズ”は、最強の挑戦者が好発進を決めた。
 これで両者の対戦成績は豊島竜王の7勝1敗となった。藤井王位としては1月の朝日杯将棋オープン戦で初白星を挙げており、流れに乗りたいところだったが、先手番で敗れたのは痛かった。
 終局後のインタビューで藤井王位は、初日の指し掛けの時点で「思わしくない形勢」を意識していたことを明かし、2日目の攻防については「正確に攻められてかなり苦しくなった。玉が薄く粘り方が難しかった」と完敗を認めた。次局へ向けては「本局が早い時間の終了となったので、第2局以降は熱戦となるようにしたい」と気持ちを切り替えた。
 一方、終盤の手応えについて聞かれた豊島竜王は「先手で攻めることができるようになって良くなった。正確に指していけばいけると思った」と述懐。「第2局もコンディションを整え、いい将棋を指したい」と力強く締めくくった。
 盤上は相掛かりを選択した藤井王位だったが、初日から豊島竜王の機敏な指し回しに気を使わされる展開に。それでも強襲策を敢行すると、豊島竜王も攻め合いに持ち込んで、互いに一歩も引かない激戦となった。
 2日目は豊島竜王の封じ手で再開。豊島竜王が徐々にリードを広げるなか、苦しい時間帯が続いた藤井王位は、豊島竜王の離席時に肩を落とす場面も見られた。最後は持ち前の勝負術も阻まれ、豊島竜王の会心譜となった。消費時間は藤井王位6時間19分、豊島竜王6時間20分だった。
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