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除隊5時間後には髪を赤く染めた晝田 男子アマ2冠の馬場とともに元自衛官2人が世界王者へ意欲【山崎照朝コラム】

2021年6月29日 20時13分

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世界を目指し、ロイヤル小林の後を追う馬場龍成(左)と晝田瑞希

世界を目指し、ロイヤル小林の後を追う馬場龍成(左)と晝田瑞希

 ボクシングの男子アマ2冠(全日本、国体)の馬場龍成(25)と女子2階級制覇(フライ、フェザー)の晝田(ひるた)瑞希(25)が3月、自衛隊除隊後にそろって三迫ジム入り。5月にはプロテストに合格し、世界王者に意欲を見せている。
 馬場は奈良県香芝市出身で、アマ45勝(2RSC)26敗。「一昨年、東京五輪の予選で負けて夢が絶たれて…」。悩んだ末に、後悔したくない思いからプロ転向を決断したという。8月12日、スーパーフライ級6回戦(東京・後楽園ホール)で、岡田兼弥(江見)とのデビュー戦が決まった。
 「高校(奈良・王寺工)の時は全国高校総体も国体も1回戦負け。大学(東洋大)で4年の時に優勝して本当にうれしかった。30歳までに世界王者が目標で、駄目だったら引退と決めている」
 晝田は岡山市出身。高校でボクシングを始め、アマ29勝(13RSC)16敗。身長163センチのサウスポーだ。自衛隊では強豪ばかりで怖くなり、「あっ、入ったのを間違えてしまった」とも感じたという。除隊5時間後には髪を赤く染めた。理由は、規制からの解放感に浸りたかったから。その赤毛姿で、5月のプロテストも合格した。
 久保マネジャーによると「戦績を言うと、相手が敬遠してなかなか決まらない」という。本人は「パワーを付けて、『晝田が女子ボクシングで革命を起こしたな』と言われるくらい、良い試合ができたら」と、デビュー戦を待ち望む。
 自衛隊出身で世界王座に就いた先駆者にはロイヤル小林(本名・小林和男)がいる。ロイヤル小林は1972年ミュンヘン五輪フェザー級でベスト8の好成績を残してプロ転向。76年10月、WBAスーパーバンタム級王座に就いた。五輪日本代表者として初の快挙だったが、馬場と晝田にはロイヤル以来の活躍を期待したい。(山崎照朝)

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