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小麦アレルギーの長男のために 家族愛で誕生 スーパー麺

2021年6月29日 05時00分 (6月29日 09時40分更新)
鈴木会長(中)らが開発し、ネット通販で人気の小麦を一切使わない「スーパー麺」=鯖江市内で

鈴木会長(中)らが開発し、ネット通販で人気の小麦を一切使わない「スーパー麺」=鯖江市内で

 鯖江の会社開発、販売好調

 鯖江市の商品企画やインターネット通販のサポート事業を手掛ける「ウォンツ」(鯖江市)が開発した小麦不使用の麺「スーパー麺」が人気を集めている。同社の鈴木洋会長(49)が、小麦アレルギーが発覚した麺好きの長男(24)のために開発に着手し、昨年一月から本格的にネット販売を始めた。販売数の累計は四万食を突破し、月間では約五千食を売り上げている。 (堂下佳鈴)
 鈴木会長の長男は二十歳頃に体の不調を訴えるようになった。病院に行っても原因は分からず、アレルギー検査をしたところ小麦アレルギーが判明した。もともとラーメンが大好きだったという長男のために、米粉で作られた麺を探し求めて社員とともに全国を駆け回った。あるとき、宮城県で「これだ」という麺を見つけたという。その後、原料を白米から玄米に変えたり、ゆで時間を調整するなどの改良を重ねてオリジナルの「スーパー麺」が完成した。
 ゆで時間は六十〜九十秒と短く、つるつるとモチモチした食感を楽しめる。ラーメンやパスタ、そば、うどんなどあらゆる麺料理に生まれ変わり、レシピも豊富だ。
 ネット通販のレビューでは「小麦アレルギーを持つ家族が米粉麺で初めておいしいといってくれた」「ダイエットにも良い」などと好評を得ている。インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)でもインフルエンサーに紹介されるなど話題を呼んでいて、鈴木会長は「長男のために作ったので最初はこんなに人気になるとは思わなかった」と驚くも「(長男と)同じように悩んでいる人が多いことが分かった。一人でも多くの人に届けたい」と話した。
 現在はネット販売のみだが、今後は販路拡大のためにスーパーでの店頭販売も検討している。同社では「SUPERMINE(スーパーマイン)」というオリジナルの食品ブランドを展開していて、スーパー麺のほか、サバ缶や魚粉なども販売している。いずれも保存料不使用など体に良いことにこだわっている。通販サイト「Amazon」で購入できる。スーパー麺は六食入り千九百八十円(税込み)から。

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