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<新生 スズキ発進> (上)外部人材、経営に新風

2021年6月29日 05時00分 (6月29日 05時01分更新)
株主総会会場を離れる際、手を振るスズキの鈴木修氏。左は長男で社長の鈴木俊宏氏=浜松市で(同社提供)

株主総会会場を離れる際、手を振るスズキの鈴木修氏。左は長男で社長の鈴木俊宏氏=浜松市で(同社提供)

  • 株主総会会場を離れる際、手を振るスズキの鈴木修氏。左は長男で社長の鈴木俊宏氏=浜松市で(同社提供)
 スズキは二十五日に浜松市で開いた定時株主総会で、四十三年にわたって同社を率いた鈴木修氏(91)の会長退任を正式に決めた。「中興の祖」が退き、同社は長男俊宏社長(62)を中心とする経営体制へ移行する。大変革期にどんな体制で立ち向かうのか。二回に分けて分析する。
 「へこたれるな。挑戦しよう。そして、本当に価値がある商品を作り続けなさい」。二十五日、スズキの会長を退任し、相談役に就いた修氏は、バトンを託した経営陣にこうエールを送った。
 俊宏氏を頂点とする集団指導体制の中核となるのが、黒沢明監督の映画になぞらえ、修氏が「七人の侍」と呼ぶチームだ。四月一日付で、俊宏氏のサポート役となる専務役員を一人から六人まで一気に増やした。今後は七人が一体となり、経営戦略の意思決定をする。カリスマ経営者による「トップダウン型」からの切り替えを鮮明に打ち出す役員人事だった。
 中でも異彩を放つのが、提携先のトヨタ自動車とグループから招いた二人。社長補佐経営企画室長の石井直己氏(56)は、トヨタでインド現地法人の社長などを歴任した。昨年十月にスズキに入社して以降、深夜まで社内で資料などを読みあさってスズキ流の経営...

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