本文へ移動

風鈴、海風に涼やか 福井の工房で生産最盛期

2021年6月29日 05時00分 (6月29日 05時00分更新)

海風が吹き込み風鈴が音色を奏でる中、高熱の溶解炉を前に作業を進める長谷川さん(手前)ら=福井市のワタリグラススタジオで

 音で夏に涼しさを添える風鈴の生産が、福井市鮎川町のガラス工房「ワタリグラススタジオ」で、最盛期を迎えている。越前海岸の近くに立つ工房に海風が吹き抜けると、並んだ風鈴が揺れ、音を響かせている。
 風鈴は長さ一・三メートルの棒の先に、一一四〇度まで熱したガラスを巻き取り、息を吹き込んで膨らませたり、紙の上で転がせたりして形を整えて作る。二十八日も代表の長谷川渡(わたる)さん(44)が、やり直しの利かない繊細な作業に真剣な表情で取り組んでいた。
 風鈴は赤、黄、青など色とりどり。一つ一つガラスの薄さが違うため、音の高さも変わるという。妻の陽子さん(40)は「風鈴の音が聞こえるだけで、夏の爽やかなイメージが湧く。一つ一つの音の違いを楽しんで」と話した。
 同工房や工芸品の通販サイト「Creema(クリーマ)」で販売している。(牧悠平)

関連キーワード

おすすめ情報

福井の新着

記事一覧