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RSウイルス、患者急増 コロナ対策徹底の昨年、免疫獲得できず

2021年6月29日 05時00分 (6月29日 05時00分更新)
 乳幼児を中心に重い肺炎になることもあるRSウイルス感染症。この時期としては、同じ方法で統計を取り始めた二〇一八年以降、過去最多を上回るペースで患者が急増している。専門家によると、新型コロナウイルス対策の徹底で昨年は感染が広がらず、多くの子が免疫を持っていないことが影響している。感染のピークは例年秋ごろのため、流行は今後も続くと予想され、手洗いなどの予防が大事になる。(河野紀子)
 名古屋市北区の男性会社員(35)の長男(1つ)が、RSウイルスに感染したのは五月中旬。最初は三八度台の発熱で、小児科では風邪と診断された。しかし、その後、激しくせき込み始め、食欲も落ちた。再び受診して検査を受けたところ、感染が分かった。「妻と二人で看病したが、せきがひどく、治るまで一週間かかった」と話す。
 呼吸困難などを伴う乳幼児の細気管支炎、重い肺炎の多くはRSウイルスが原因。感染者のくしゃみやせきなどによる飛沫(ひまつ)感染と、ウイルスが付いた手などを介した接触感染で広がる。発熱やせきなど風邪に似た症状が出て、ほとんどは数日で治まるが、悪化するとたんが詰まり「ゼイゼイ」と呼吸するようになる。
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