【FC東京】五輪前最後の味スタで攻守かみ合い今季初3連勝 今季初弾の小川「1つでも順位を上げて帰って来たい」
2021年6月28日 06時00分
◇27日 J1第20節 FC東京3―0大分(味の素スタジアム)
FC東京はホームで大分に3―0と快勝し、今季初の3連勝で勝ち点を31に伸ばした。前半24分にMFレアンドロ(28)が先制し、同45分にはFWディエゴオリベイラ(31)が加点。後半2分にはDF小川諒也(24)の今季初得点でダメを押した。
◇ ◇
強い東京が帰って来た。会心の3得点。4試合連続の完封。攻守がかみ合い、今季初の3連勝で順位もジワリと8位に浮上した。
ゴールショーの口火を切ったのは上り調子のレアンドロだ。前半24分、ディエゴオリベイラとのパス交換から大分の守備網を切り裂き、ミドルで先制。相手に退場者が出て数的優位に立ち、さらに攻める。前半終了間際にはMF東のクロスをディエゴオリベイラが頭で合わせ、待望の追加点だ。
攻撃の手は緩めない。2点リードで押せ押せムードのハーフタイム。小川がDFバングーナガンデに声を掛けた。「俺が逆サイドから中に入るからしっかり見ておいて」。まさに、その形がトドメの3点目を生む。
後半2分、敵陣深くまで入ったバングーナガンデが「ニアに走り込んでくる選手を信じて思い切り蹴った」と、グラウンダーのクロスをゴール前に送った。これを相手GKが弾くと、エリア内で待ち構えていた背番号6が得意の左足でたたき込み、左右サイドバックの絡みでダメを押した。
東京五輪の影響で、この試合を最後に2カ月以上も“自宅”を留守にするFC東京。小川は「味スタを離れる前に3連勝で勢いをつけられた。これでサポーターも安心して待っていられると思う。1つでも順位を上げて帰って来たい」と胸を張った。7月反攻へ―。東京にとって勝負の夏がここから始まる。
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▽FC東京・長谷川監督「相手が(退場で)10人になり、前半のうちに2点目を取れたことで試合が楽になった。最近は追加点が取れなかったが、先制、追加点、ダメ押し点がしっかり取れた。結果、内容にも満足している」
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