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王滝中生、最後の「鎮め観音」清掃 来春の編入前に

2021年6月25日 05時00分 (6月25日 15時57分更新)
「鎮め観音」を清掃する生徒たち=王滝村柳ケ瀬地区で

「鎮め観音」を清掃する生徒たち=王滝村柳ケ瀬地区で

 王滝村王滝中学校の生徒八人が二十四日、一九八四年に発生した県西部地震の犠牲者慰霊のため、同村柳ケ瀬地区に建てられた「鎮め観音」の清掃活動をした。九五年から続けてきたが、同校は来春に木曽町中学校に編入されるため今回で一区切りとなった。(生田貴士)
 県西部地震では、村中心部の松越地区や西部の濁川などで大規模な土砂災害が発生し、死者・行方不明者二十九人を出した。王滝中では、災害を風化させず、記憶をつないでいくため、地元の老人クラブ「王寿会」と協力し、全校で清掃活動をしてきた。
 今回は新型コロナウイルス感染防止のため、王寿会からの参加は四人にし、教師らも含めた計二十一人が活動。王寿会の大家幸雄会長(87)が地震被害の大きさを説明し「長年続けられてきたことに感謝したい。古里・王滝に自信と誇りを持ち、力強く生きて」とあいさつ。生徒たちは観音像をスポンジで磨き、周りの草を取るなどした。最後に献花し、犠牲者に黙とうをささげた。
 生徒会長の三年、小山紗於里さん(15)は「中学校での清掃は最後。きれいになればと思い磨いた。一年で汚れるので、来年も続けてほしい」と話した。
 九月には王滝小学校の児童が松越地...

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