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さすが日本記録保持者・山県亮太 「思ったよりもタフなレース」実戦中に修正、全体トップで決勝へ

2021年6月25日 06時00分

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男子100メートル準決勝 1組で1位となった山県亮太(右)と3位のサニブラウン・ハキーム(左から2人目)

男子100メートル準決勝 1組で1位となった山県亮太(右)と3位のサニブラウン・ハキーム(左から2人目)

◇24日 日本選手権兼東京五輪代表選考会第1日(ヤンマースタジアム長居)
 男子100メートルは日本記録(9秒95)保持者の山県亮太(29)=セイコー=ら有力選手が予選、準決勝を順当に通過し、25日の決勝に駒を進めた。
 さすがは日本記録を持つ山県だ。疲労も課題もあった。それでも実戦の中で修正し、結果を出す。それこそが日本記録保持者・山県の強みである。予選、準決勝の2本を走り終え「結構思ったより疲労が出たなというのが印象だった」と率直な心境を口にしながらも、どちらも1着で駆け抜けた。
 向かい風0・2メートルの中で10秒27だった予選は「スタートで少し体が起き上がるのが早くて、スタートからスムーズに脚を回していけなかった。中盤も回転数が上がらず、思ったよりもタフなレースになった」。だが、準決勝までの4時間弱の間に走りのイメージを修正。「主にスタートの面でいい変化があった。スタートで体の角度を変えて臨んだ」と得意のスタートからレースの主導権を握り、ライバルたちに背中を見せた。
 準決勝では前日本記録保持者のサニブラウンと同じ組。「とにかくスケールの大きな選手なので、ポテンシャルの高さをいつも近くで感じている」と力を認めつつ、「その中でも自分の走りを崩さないよう、自分の走りを貫くことを彼と走る時は意識している」と自分の走りに集中。精神面でも強さを発揮した。準決勝の10秒16(無風)は結果、全体トップだった。
 25日の決勝は、自身も含め自己ベスト9秒台の選手4人全員が名を連ね、東京五輪代表決定の舞台にふさわしい決戦となる。3位以内で代表に内定する一方、誰か1人は必ず涙をのむ。100分の1秒の重みが際立つ決戦となる。「決勝は全てが決まるレースになるので、とにかく悔いがないようしっかり自分のレースに集中して、思い出になる日になればと思う」。心身を研ぎ澄まして運命の号砲を待ち、東京五輪代表の座を手にする。
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