本文へ移動

流通経大・佐藤響「甘えてしまいそうで」恩師が指揮する京都ではなく…鳥栖を選択【大学サッカー】

2021年6月25日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
流通経大・佐藤響

流通経大・佐藤響

◇関東大学サッカー「旬の男たち」
 鳥栖への来季加入が内定している流通経大の佐藤響(きょう、4年・水戸啓明)は、サイドのポジションならどこでもこなせるマルチプレーヤーだ。登録としてはMFだが、現在のチームでは主に3トップの左に入る。また、昨季は左右のサイドバックを務めることもあった。「好き」なドリブルで相手ゴールに力強く迫るほか、サイドバックを担える守備力でも貢献する。
 守りに関しては、大学入学後に進化を見せた。高校時代はボランチ。ディフェンスが得意ではなかったこともあり、パワーを使うのは主にアタックのときだった。しかし、攻撃ばかりで守れないタイプは強豪大学では試合に出られないとわかり、自己改革に着手。そこからの努力により、守る力も備えるに至った。
 「守備の部分で成長できたから今があるのかなと感じています」
 加えて、このスタイルチェンジは別のメリットももたらした。
 「高校では自分のためにプレーしている感じでした。でも、大学に入ってから、チームのためにとか仲間のためにという考えが出てきて、献身的なプレーをするようになりました」
 2年間で力を蓄え、3年目の昨季に飛躍を遂げた。当時の曺貴裁(チョウ・キジェ)コーチ(湘南の前監督で現在は京都の監督)から全面的に信頼され、関東大学サッカー2部リーグ(東京中日スポーツ後援)で全22試合に出場。「どこのポジションでも変わらずに自分のプレーをやり続けることができました」と振り返る安定感で1部復帰に導いた。
 曺さんの評価は極めて高く、今季開幕前に京都の練習に呼ばれた際には「今すぐにでも必要としているから、(京都に)来てほしい」と熱望された。だが、「曺さんのところに行ったら甘えてしまいそうで」と考え、首を縦に振らなかった。
 そして、複数のチームのトレーニングに参加した後、「選手一人一人を成長させたいという金明輝(キン・ミョンヒ)監督の熱意が伝わってきましたし、練習の強度が高かったので、この環境の方が自分が成長できるかなと思いました」と、鳥栖入りを決断した。
 「どんな状況になっても真面目に黙々とやるタイプ」と自己分析する。逆境にもくじけない21歳が「海外でプレーしたいです」との目標に向け、次なるステージでの進撃を開始する。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ