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大化けの予感!? 高橋花菜、大学に入り練習量と質が格段にアップ…自信が芽生え成績もついてきた!

2021年6月24日 06時00分

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練習後、談笑する高橋花菜

練習後、談笑する高橋花菜

 女子スピードスケート・ショートトラックの高橋花菜(はな、18)はこの春、よりよい練習環境を求めて福岡から中京大に進学し、五輪経験者ら国内トップクラスの選手と一緒に汗を流す。練習量は大幅に増え、今は食らいつくのに精いっぱいだけど、「試合が楽しみ」と成長を確かめたくてうずうずしている自分もいる。
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 高橋の練習環境は大学に入ってがらりと変わった。高校時代の氷上練習は週2回の各1時間に限られた。今はほぼ毎日、大学のアイスアリーナで1日2時間は滑っている。単純換算すると、この2カ月余りですでに1年分以上の練習量をこなしたことになる。
 「4月と比べればだいぶ練習についていけるようになった。最初のうちは合宿に来ているような感じだった。まだ試合がないので手応えはないけど、自分がどれだけ滑れるようになったか楽しみ」。そのワクワク感はマスクからこぼれる目からも伝わってくる。
 練習相手のレベルも、練習の質も飛躍的に上がった。地元・福岡のクラブでは自身がトップ選手だったが、ここでは違う。大学4年の先輩には2018年平昌五輪代表の吉永一貴(21)、一緒に練習するのは五輪4度出場の寺尾悟監督(45)が率いる地元のトヨタ自動車。国内トップクラスの面々に囲まれている。本格的に取り組んだことのない2000メートル以上の長距離滑走も練習メニューに加わった。
 周囲は高橋が故障なく練習についていける体力と自他共に認める負けず嫌いの性格に「大化け」を期待する。「子どものころは徒競走が好きだった」と競争に勝つ喜びは体に染み付いている。ただ、2年ほど前までは思うような成績を残せずに「全然楽しくなかった」と振り返る。
 転機は世界ジュニア選手権の代表選考を兼ねた2019年12月の全日本ジュニア選手権だ。調子が上がらずに悩んでいると、コーチから「何かを変えた方がいい」とアドバイスを受けた。それならとスケート靴のブレード(刃)を調整したら「できるかも」と望外の好感触を得た。「集中したら意外と滑れた」と無欲で好成績を収め、狙っていなかった世界ジュニア代表権を手にした。
 「もっと自分のためになる練習を自分からしていかないといけない」。自信が芽生えると自然と向上心が湧き、口角も上がる。目下、左脚の使い方の改善に力を入れる。「北京の次は狙っている」。5年後のミラノ・コルティナダンペッツォ(イタリア)共催五輪を目指し、18歳は今に集中する。
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 ▼高橋花菜(たかはし・はな) 2002年9月9日生まれ、福岡市博多区出身の18歳。160センチ、55キロ。小学1年に地元クラブで競技を始める。20年世界ジュニア選手権代表、21年愛知冬季国体・少年女子1000メートル3位。福岡ソフトバンクのファンで本多雄一コーチを現役時代から応援。福岡・九産大付属九州高―中京大。

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