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子ども利用施設 敷地内完全禁煙 能美市、ガイドライン策定 保育園や児童館対象 屋外喫煙所も認めず

2021年6月24日 05時00分 (6月24日 05時03分更新)
受動喫煙を防ぐために能美市が無料で配っている禁煙ステッカー=同市健康福祉センターで

受動喫煙を防ぐために能美市が無料で配っている禁煙ステッカー=同市健康福祉センターで


 能美市は、たばこの煙を望まない第三者が吸い込む「受動喫煙」を防ぐためのガイドラインを作った。保育園や児童館など子どもが主に利用する施設は敷地内を完全禁煙とし、国のルールよりも厳しくした。 (平井剛)
 受動喫煙を巡っては、昨年四月に改正健康増進法が全面施行され、既に学校や病院、児童福祉施設などが敷地内禁煙となっているのに加え、多数の人が利用する施設は屋内が原則禁煙となった。ただし、屋内または屋外に特定の喫煙所を設けることは可能とした。
 市は同年六月、十八歳未満の子がいる市内の保護者二千世帯にアンケートしたところ、「子どもが受動喫煙から守られているか」との問いに対し、保護者の42%が「守られていない」と回答。「守られている」と答えたのは29%にとどまった。喫煙者への設問では、施設の禁煙ルールが明確になれば、その場所では喫煙しないとの意見が多数あった。
 受動喫煙防止対策を徹底するため、市は独自のガイドラインを策定。子どもが主に利用する施設は屋外の喫煙所も認めないことにした。多世代が利用する図書館や公民館、文化施設などは、屋内の喫煙所は認めないが、屋外に設置する場合は施設の出入り口を避け、煙の流出を防止する措置を取るよう求めた。あくまで努力義務のため、違反しても罰則は科さない。
 市健康推進課によると、市内では子どもが主に利用する施設に喫煙所が設けられている所はない。多世代が利用する施設では辰口福祉会館内に喫煙所があり、担当者は「今後撤去する方針」と説明する。
 ガイドラインは飲食店やスーパー、医療機関などの民間施設も対象で、市はリーフレットやホームページなどで普及啓発に力を入れる。担当者は「要望があれば、禁煙を示すステッカーや看板も配布する。受動喫煙防止の環境づくりにまちぐるみで取り組みたい」と話している。

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