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元中日・巨人の大西崇之臨時コーチ「何点損しているか分からない」からスタート 王子が挑む社会人野球日本選手権

2021年6月23日 17時46分

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王子の選手に走塁指導をする臨時コーチの大西さん(左)

王子の選手に走塁指導をする臨時コーチの大西さん(左)

 社会人野球の王子(愛知)が、社会人野球日本選手権(29日~7月14日・ほっともっとフィールド神戸、京セラドーム大阪)の初戦・日本通運戦に挑む。昨年は都市対抗野球出場を逃し、全国大会への出場はなかった。昨春から臨時コーチを務める元中日、巨人の大西崇之さん(49)の力を借り、2年ぶりの全国の舞台で初の決勝進出、そして優勝を目指す。
 2年ぶりに出場する全国の舞台。コロナ禍で昨年は開催さえされなかった日本選手権に向けて練習するチームの雰囲気も自然と明るくなる。今年のチームスローガンは「覚悟」。稲場勇樹監督(49)は「昨年は全国大会に出られなかった。今年は覚悟を持ってやらないといけないと選手にも言ってきました」と言葉への思いを語る。
 目標はもちろん優勝だが、まずは初の決勝進出を目指す。1回戦では4強進出を果たした2016年に準決勝で敗れた日本通運と対戦。当時入社1年目だった主将の横川駿内野手(27)は「逆転負けしたあの試合はよく覚えています。ただ、悪いイメージはない」と因縁の相手にリベンジを果たす覚悟だ。
 昨春にはチームに頼れる男が加わった。中日などで活躍し、現役引退後には巨人で10年間コーチを務めた大西さんが臨時コーチに就任。三甲軟式野球部でGMを務めるかたわら、週1回ほど練習の指導や試合を通しての助言をもらってきた。
 巨人スカウト時代の大西さんと顔見知りだった稲場監督が大西さんに就任を要請。稲場監督は「初めて練習試合を見ていただいた時に、『何点損しているか分からない』と言われまして…。二塁走者のリードや守備隊形の指導をしてもらい、それが実戦を重ねる中で成果が出てきている」と“大西効果”を実感する。
 教えられる選手にも指導は好評だ。宝島史貴内野手(25)は「これが正解というよりも、一つの案として提案してもらえるので勉強になります」と笑顔。チーム一の長打力を誇る神鳥猛流外野手(27)は「自分はタイミングの取り方を教えていただきました」と守備、走塁だけでなく打撃面でもチームにプラスとなっている。
 「1年たって選手の性格も分かってきた。選手たちが大舞台で力を発揮してくれたらうれしいよね」とチームにエールを送った大西さん。悲願の全国優勝へ、追い風が吹いている。

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