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【石川】地中に旧施設の構造物 七尾・ごみ処理場建設現場

2021年6月23日 05時00分 (6月23日 09時46分更新)
地中に残っていたごみピットの一部=石川県七尾市で(市提供)

地中に残っていたごみピットの一部=石川県七尾市で(市提供)

解体時放置、撤去に1カ月

 石川県七尾市が、同市吉田町で進めるごみ処理施設の建設現場の地中に、以前あったごみ処理施設の解体工事で残された鉄筋コンクリートの構造物などが見つかった。解体工事は前田建設工業(東京)と徳政組(七尾市)の共同企業体(JV)が二〇一三年度に実施。市との契約では地下の構造物もすべて撤去することになっていたが、処理されず残っていた。地中の構造物の解体、処理のため、建設工事が遅れる恐れもある。
 市は二十二日、市議会全員協議会で経緯を説明した。新施設建設は能登地域の可燃ごみを処理する石川北部RDFセンター(志賀町)が、二二年度末で事業終了となることを受け、七尾市が発注。工事設計や施工を担う荏原環境プラントが代表、真柄建設能登営業所と戸田組が構成員となる特定建設工事共同企業体が今年三月に着工した。
 五月十八日に業者が深さ約五〜六メートルの地中で、除去されているはずの旧施設のごみピットの基礎部や工事に伴って発生した鉄筋コンクリート、鉄板などを発見。報告を受けた市は、旧施設の解体を行った業者らと処理に関する協議を三回行った。六月十五日に関係七者で「埋設物の解体や処分を早期に完了させる」とする覚書を締結し、同日から撤去工事が始まった。
 撤去工事は前田建設と徳政組が発注。真柄建設と戸田組が新施設の建設と並行して行っている。市によると、撤去完了には約一カ月かかる見通しで、新施設の完成が遅れる恐れもある。前田建設は取材に「なぜ残っていたかは調査中。建設工事になるべく影響が出ないよう真摯(しんし)に問題解決に努めたい」と話した。
 市によると、解体後に市職員が工事完了を確認していたといい、詳しい原因などを調べている。茶谷義隆市長は取材に「大変驚いている。余分な対応に追われ残念だが、遅れることなく工事を進めたい」と語った。新施設は二三年度の稼働を目指す。七尾市と中能登町が共同運営し両市町の可燃ごみなどを引き受ける。

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