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ギャンブル依存 事件の引き金に 国IR導入に前のめり  

2021年6月23日 05時00分 (6月23日 05時01分更新)
施設入所者とギャンブルにはまっていった過程を振り返る男性(右)=横浜市旭区の回復施設ホープヒルで

施設入所者とギャンブルにはまっていった過程を振り返る男性(右)=横浜市旭区の回復施設ホープヒルで

  • 施設入所者とギャンブルにはまっていった過程を振り返る男性(右)=横浜市旭区の回復施設ホープヒルで
  • 入所者の相談に乗る町田さん=横浜市旭区の回復施設ホープヒルで
 やめようと思っても、やめられない−。借金や横領をしてまで賭け事を繰り返すギャンブル依存症を背景とする事件が各地で相次ぐ。「ギャンブルに脳が乗っ取られたようだった」。治療に歩み出した男性はその恐ろしさを語る。国はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の導入に前のめりだが、専門家は依存症者を増やす可能性があると警告する。 (塚田真裕)

元経理責任者 10億円着服「当たったら会社に戻す」

 「競艇などギャンブルのための資金を捻出するために犯行に及んだのであり、動機にくむべき事情は見当たらない」
 今年四月、名古屋市の自動車用品販売会社から計十億五千万円を着服したとして業務上横領罪に問われた男(44)に、名古屋地裁は懲役十年の判決を言い渡した。着服は六年間で千三百回に上った。
 男は公判で、ギャンブルにのめり込んだ経緯の一端を明かした。きっかけはインターネットで競艇の舟券が買えるようになったこと。趣味だったのが、借金してまで賭けるように。三年で借金は四百万円に上り、妻に発覚。以来、妻から渡される週五千円の競艇用資金で賭けていたが、会社の経理責任者になったのがもうひとつの引き金となり、その一年後に着服...

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