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海外組は過去最多9人 W杯と異なり招集に強制力がない中で苦い教訓生きた【東京五輪サッカー】

2021年6月22日 19時19分

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久保建英

久保建英

 日本サッカー協会は22日、原則24歳以下で争われる東京五輪男子の日本代表メンバー18人を発表した。MF久保建英(20)=ヘタフェ=やMF堂安律(23)=ビーレフェルト=らが順当に選ばれ、サプライズはゼロ。主将のDF吉田麻也(32)=サンプドリア=らオーバーエージ(OA)3人を含む国際Aマッチ出場合計286試合という実績十分の最強メンバーで、史上初の金メダルを狙う。
【担当記者の目】
 海外組は過去最多の9人。W杯と異なり、五輪は選手の招集に強制力がない中、過去の苦い教訓が生きた。
 2016年リオデジャネイロ五輪の開幕直前、エースだった久保裕也(当時ヤングボーイズ)の所属クラブが派遣の取り決めを突然、反故(ほご)にした。日本協会の交渉力の弱さが浮き彫りになる“大事件”だった。
 今では欧州でプレーする日本人は50人以上。日本協会は「所属クラブと良好な関係を築くことが代表活動にとって不可欠」と判断し、18年に新設した欧州駐在強化部員に元日本代表の藤田俊哉さん(49)らを招聘(しょうへい)。20年にはドイツのデュッセルドルフに欧州事務所を開設した。
 駐在部員が欧州組のプレー状況やコンディション、故障をリアルタイムで把握。さらに、所属クラブに足しげく通い、膝を突き合わせて築いてきた信頼関係がスムーズな招集に結び付いた。
 「海外組の選手が多くなっても、意図するチームづくりができる。失敗から学んだ大きな前進」と反町技術委員長。金メダルへの道は、整いつつある。(サッカー担当・松岡祐司)

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