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【石川】七尾の医療法人 定年制度廃止 来月、恵寿総合病院の董仙会

2021年6月22日 05時00分 (6月22日 10時03分更新)
 石川県七尾市富岡町の恵寿(けいじゅ)総合病院などを運営する社会医療法人財団董仙会(とうせんかい)は七月一日、定年制度を撤廃し、六十歳以降も正社員として働ける体制を整える。同会が二十一日発表した。 (大野沙羅)
 「人生百年時代」を見据え、六十歳以降も正社員として働きたい職員の雇用を維持する狙い。対象は七月から六十歳になる人を含め六十歳未満の正社員計千人。同会では誕生日を迎える月ごとに定年制があり、パートや嘱託職員で再雇用されるには一度退職の必要があった。定年をなくすことで賃金が下がりすぎず、継続して雇用契約を結ぶことができる。
 定年制度撤廃に伴い、生涯賃金も上げたい考え。労働対価として若いうちから年収を上げたり、夜勤などの手当を増額したりして退職金の額を見直す。
 六十歳を「キャリアポイント」と位置付け、以前を「ファーストステージ」、以降を「セカンドステージ」と区分。六十歳で働き方を考え、正社員で続ける場合は年次有給休暇とは別に三十日のリフレッシュ休暇も設ける。六十歳以降も正社員で働いた後に退職の場合、ファースト退職金にセカンドの功労金を上乗せするが、六十歳になると確定拠出年金の分は解約すると手元に入る仕組みになる。
 六十歳以降、勤務制限がない仕事が難しい場合は現状同様、いったん退職して再雇用され、嘱託職員やパート勤務もできる。
 業務内容の違いによる責任の負担は、人事評価の資格要件項目で明確化。健診後の二次検診などで健康維持に努め、集中力などの検査も行う。担当者は「定年という考えをなくし、健康で元気な人がいつまでも働ける仕組みを整えたい」と話している。 

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