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ハシビロコウが剥製になって展示 伊豆シャボテン公園

2021年6月22日 05時00分 (6月22日 05時01分更新)
花やぬいぐるみに囲まれたハシビロコウ「ビル」の剥製(右)=伊東市で

花やぬいぐるみに囲まれたハシビロコウ「ビル」の剥製(右)=伊東市で

 「ビル」の愛称で親しまれ、昨年八月に老衰のため死んだ伊豆シャボテン動物公園(伊東市)の鳥ハシビロコウが剥製になって園に戻り、来園者を迎えている。長年暮らした「バードパラダイス」の献花コーナーで、生前のようにじっと動かない堂々とした姿を見せている。
 ビルは一九七一年にスーダンの動物園から来日し、八一年から伊豆シャボテン動物公園で暮らしていた。飼育下にあるハシビロコウとしては、推定五十歳以上の世界最高齢としても知られた。雄として飼育され、「ビルじいさん」の愛称でも有名だったが、死後に雌だったことが判明した。
 大勢の人たちに長年、親しまれてきたことに加え、世界最高齢と貴重だったため剥製(体高約一メートル)にすることに決めた。ビルの来園四十周年に当たる四月二十八日から展示を開始。ビルの死を惜しんで寄せられたメッセージや生前に拾い集めた羽根なども並べている。
 中村智昭(ちあき)園長(52)は「また戻ってきて、みんなに見てもらえるようになったのは良かった。ビルが生きた証しはずっと残る」と目を細めた。 
  (山中正義)

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