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「VIP用」「ソ連的」ニッチを狙え  ロシア車、海外へ売り込み 

2021年6月21日 16時00分 (6月21日 16時00分更新)
(上)5月9日、赤の広場でアウルスに乗るショイグ国防相 (下)ソ連的な郷愁を漂わせるブハンカ=キャンピングカー仕様

(上)5月9日、赤の広場でアウルスに乗るショイグ国防相 (下)ソ連的な郷愁を漂わせるブハンカ=キャンピングカー仕様

 ロシアがニッチ(すき間)需要を狙って、国産車を外国に売り込んでいる。五月末、超高級乗用車「AURUS(アウルス)」の量産態勢が整った。ソ連時代の一九五八年に誕生した伝説のバン「ブハンカ」もキャンピングカーとして売り出す。国の誇りをかけた「ロシア車ウォーズ(戦争)」の行方はいかに。 (モスクワ・小柳悠志、写真も)
 五月九日、モスクワの赤の広場の軍事パレードで、ショイグ国防相がアウルスに乗って現れた。中継のアナウンサーも「アウルスは世界レベルの品質」と、ちゃっかり宣伝している。
 アウルスは日本で例えるなら高級車センチュリー。プーチン大統領の装甲公用車としても使われ、車体も窓ガラスもタイヤも銃撃に耐える。「スナイパー(狙撃手)もお手上げの安全性」をうたい、乗客の暗殺を防ぐ。セキュリティー性が高い仕様の車両は最低でも一億五千万円から。
 五月末から年間最大五千台の量産態勢が整い、世界の大富豪に売り込む。プーチン氏は量産化式典で「国際市場でロシア車の存在感が高まる」と語り、外国の高級車に対するライバル心をにじませた。
 アウルスの豪華さの対極にあるのがミニバン「ブハンカ」(塊のパンの意味)だ。外観...

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