【中日】福田弾 貧打解消へ希望の架け橋だ 得意の神宮、代打で積極スイング「うまく拾って打てた」
2021年6月21日 06時00分
◇20日 ヤクルト2―1中日(神宮)
淡々とアウトを重ねていた竜打線。嫌なムードを切り開くかのように代打・福田が反撃の一打を放った。2点を追う8回の先頭。軸足にぎりぎりまで体重を残し、ヤクルトの2番手・清水のフォークを左手一本で振り払った。
「低めの球をうまく拾って打つことができました」。これぞアーチストという高々と舞い上がった打球は左翼席で着弾。8日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)以来の一発となった。
今季は神宮で21打数8安打、打率3割8分1厘と打ちまくっている。昨季は最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した清水にも通算7打数4安打で打率5割7分1厘、2本塁打。相性の良さを存分に発揮した。
勝負の日々が続く。主に3番を務めてきたが、打率は2割3分と低迷。得点圏打率に至っては1割6分1厘と、チームを勝利に導く一打が出ていなかった。期待に応えることができず「打てていなかったんで、気持ちで受けないでいこうと思います」と話していた。
この日は3試合ぶりにスタメン落ち。ベンチから試合を見続け、勝野の代打で起用された打席では初球から積極的にスイングし、鬱憤(うっぷん)を晴らした。
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