本文へ移動

<三六災害60年 あの雨に学ぶ> (1)伊那谷中心に甚大被害

2021年6月21日 05時00分 (6月21日 05時00分更新)

地形的特色 山崩れ呼ぶ

 一九六一(昭和三十六)年六月下旬〜七月上旬の豪雨により伊那谷を中心に甚大な被害があった「三六災害」から、六十年を迎える。想定を大きく超える雨で、河川の氾濫や崖崩れが多発。県内の死者・行方不明者は百三十六人にのぼり、地域に大きな傷痕を残した。
 同年六月二十三日ごろから降り続いた雨は、二十七日、飯田で観測史上最大の日雨量三二五ミリを記録。二十九日、大鹿村の大西山が大規模に崩れた。土砂は麓の小渋川の流路を変え、四十二人の命を奪った。土石流で壊滅的被害を受けた中川村四徳地区は全戸移住を余儀なくされた。
 近年、気象変動による想定外の自然災害が相次ぐ。二〇一九年の台風19号災害では千曲川が氾濫、関連死含め二十二人が犠牲になった。昨年の七月豪雨では県南部で土砂崩落が相次ぎ、飯田市で一人が死亡した。
 山の多い県内では、河川の氾濫や山崩れの危険がつきまとう。災害から何を学び、生かせるか。
 「あの日のことは忘れない。数年に一回床下浸水するようなことはあったが、それまでと様子が違った」。飯田市川路の農業牧内信臣さん(80)は、一帯の天竜川が氾濫した一九六一年六月二十七日を振り返る。
 ...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

長野の新着

記事一覧