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阿部「粘って後ろにつなぎたい」から試合は動いた…中日浮上のキーワード“しつこさ” 求められるのはその継続

2021年6月20日 09時33分

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2回表2死二、三塁、大島が左翼線に逆転の2点二塁打を放つ=19日

2回表2死二、三塁、大島が左翼線に逆転の2点二塁打を放つ=19日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇19日 ヤクルト3-7中日(神宮)
 今季神宮初勝利。そして前回(5月15日)の対戦で、マダックス(100球未満での完封勝利)を献上した小川に、リベンジした。
 3安打で料理された前回の投球との詳細を比較する。最も違ったのは、空振りが減ってファウルが増えたこと。前回は99球で中日の打者は53スイングして空振りが13、ファウルが17。対して78球でノックアウトした今回は、39回スイングして空振りが6、ファウルが16(いずれもバントは除く)。振らなくては何も起こらないが、空振りからは何も生まれない。ファウルで粘る。ボール球は見極める。それが実を結んだのが、2回の逆転劇だ。
 1死一塁。先発復帰した阿部は、3球で追い込まれながら4球ファウルでフルカウントに持ち込み、10球目のストレートにバットを止めた。前回は小川に無四球。この日も唯一の四球だったが、ここから試合は動いた。
 「粘って後ろにつなぎたいなと思っていました。ヒットを打つのが一番ですが、なかなか簡単ではないので、くさいコースは何とかバットに当てようと思っていました」
 走者をため、小笠原の犠打から大島の2点打へと攻撃の線はつながった。この場面が勝敗の分岐点。阿部が凡退していたら、快勝どころか勝っていたかどうかもわからない。小川の状態が違ったこともあるだろうが、粘って、つないで2度のビハインドをはね返した。
 「(前回との違いは)打ち損じが少なかった。阿部が(小川以外との対戦も含めて)全打席、フルカウントまでいったでしょ?そういうしつこさが、全体的に出せたかなと思います」
 与田監督が口にした「しつこさ」こそが、中日浮上のキーワード。求められるのは、もちろん継続である。

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