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家康の側室・お亀の方を歴史コミックに 名古屋のNPOが出版

2021年6月20日 05時00分 (6月25日 10時08分更新)
歴史コミックを出版する(右から)早川事務局長と西山さん=名古屋市千種区の相応寺で

歴史コミックを出版する(右から)早川事務局長と西山さん=名古屋市千種区の相応寺で

  • 歴史コミックを出版する(右から)早川事務局長と西山さん=名古屋市千種区の相応寺で
 徳川家康の側室で、尾張藩初代藩主徳川義直の生母となった「お亀の方」の生涯を描いた歴史コミックを、名古屋市のNPO法人本丸ネットワークがつくった。したたかな政治力で尾張徳川家の地位を盤石にしたとされるが、知名度は高くない。NPOは「名古屋の発祥に深く関わったお亀の方を知れば、名古屋のことがほとんど分かる」とPRしている。 (梶山佑)
 「私は強くなりたい。誰よりも強く生きたい」。コミックは、石清水八幡宮(京都府八幡市)の身分の低い神職の家に生まれたお亀の方が、戦国の世でたくましく生きようと誓う場面から始まる。「尾張名古屋の安泰のためには尾張徳川家が盤石でなければ」とつぶやいて政略結婚を画策するなど、有能で愛情にあふれた女性として描かれている。
 お亀の方は二人の夫との死別や離縁をへて一五九四(文禄三)年、豊臣秀吉に仕えていた家康の側室となった。関ケ原の戦いが起きた一六〇〇年ごろに家康の九男となる義直を出産。家康の死後は相応院と称し、名古屋城内にも住んで七十歳近くまで発展を願い続けた。
 義直が尾張藩主となっただけでなく、前夫との間の子で義直の異父兄弟にあたる竹腰(たけのこし)正信と石川光忠が...

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