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日本で唯一「水平天井」 浜松・北区「鷲沢風穴」

2021年6月20日 05時00分 (6月20日 05時03分更新)
日本唯一の水平天井の洞窟が続く「鷲沢風穴」=浜松市北区鷲沢町で

日本唯一の水平天井の洞窟が続く「鷲沢風穴」=浜松市北区鷲沢町で

 ひんやりとした風が、頬に冷たく触れる。年間を通して温度が一五度の洞窟内。長さ三十メートル、最大幅十一メートルにわたり、日本で唯一とされる真っ平な天井の岩盤「水平天井(すいへいてんじょう)」が続く。
 浜松市北区鷲沢町の山あいに、全国的にも珍しい石灰岩でできた洞窟「鷲沢風穴(わしざわふうけつ)」がある。
 全長百八十メートル。人ひとりがようやく通れる狭い洞窟内では、用意されたヘルメットに岩がゴツゴツと何度も当たる。探検隊を思わせる起伏のあるコースが人気で、大人でも額に汗がにじみ、約二十分間のスリル満点の洞窟巡りが楽しめる。
 長い年月をかけて水の力で作られた奇岩や、広い空間の「水神の池」「親子滝」など、自然の織りなす見どころが次々と現れる。
 運営する企業組合鷲沢風穴の理事渥美喜代治さん(66)は「子どもの頃は、近所で風の吹く穴、風穴(かざあな)と呼ばれて知られていました。地元の大切な宝物です。多くの方々に訪れて見てもらいたいですね」と地域振興の期待を託す。
 休日に家族で訪れた同市中区の会社員佐藤慎平さんは「大きな水平天井にびっくり。今日は童心に戻り、探検気分にドキドキしました」と満足そうに話した。
 鷲沢風穴の入場料は管理協力費として大人四百円、中学生まで二百円。営業は冬季以外は午前八時半から午後五時まで。七、八月は休みなし。それ以外は水、金曜日が定休日(祝日は営業)。(問)鷲沢風穴=053(428)2965
 写真と文・袴田貴資

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