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学生も成長の場に 小中生向けプログラミング教材 北陸大とFAPが共同研究 

2021年6月19日 05時00分 (6月19日 10時50分更新)
プログラミング技術の活用例として、コントローラーでドローンを飛ばしてみせる(左から)浅岡正教さん、中野和久さん、藤本雄紀さん、日下恭輔さん=金沢市太陽が丘の北陸大で

プログラミング技術の活用例として、コントローラーでドローンを飛ばしてみせる(左から)浅岡正教さん、中野和久さん、藤本雄紀さん、日下恭輔さん=金沢市太陽が丘の北陸大で


 北陸大(金沢市)は、市内を中心にプログラミング教育を展開する一般社団法人「FAP」と共同研究を始めた。小中学生がプログラミング技術を応用する力を身に付けられる教材を開発し、学生の成長にもつなげる。 (村松秀規)
 経済経営学部講師の藤本雄紀さん(29)とFAP代表理事の浅岡正教さん(40)を中心に、学生約三十人が研究に参加する。データ分析や教材開発後の市場調査、販売戦略などに詳しい同学部助教の日下恭輔さん(31)も加わった。
 開発する教材について、藤本さんは「プログラミング技術はあくまで手段として活用することで、体育や算数、理科なんかを好きになってもらうような教材を想定している」と明かす。
 例えば、耳に着けるセンサーで心拍数が計測できるよう、子どもたちにプログラミングしてもらう。実際に運動をし、集まったデータを分析。人によって運動強度が異なることやデータをまとめる便利さなどを知ってもらうことも一案だ。
 小中学生への教育ノウハウがある浅岡さんが、共同研究全般について助言。研究内容や開発した教材を、FAPが開くプログラミングのイベントや教室で試すことも想定している。
 学生は開発に携わるだけでなく、教室やイベントで教師役となることも期待されている。藤本さんは「学生は論文を書いても、卒業研究にしてもいい」と話し、共同研究を学生の成長の場とも位置付けている。
 学生メンバーで三年の中野和久さん(20)は、自ら起業することも視野にプログラミングを基礎から学び始めた。就職活動も控えており、「成果が出せれば就職にも生かせると思う」と語る。
 北陸大に情報系の学部はないが、藤本さんは逆に強みと捉える。「技術力ではなく、技術をどのように使えるかという発想では他の大学に劣らない。いろいろな発想で新しいものを生み出したい」

 プログラミング コンピューターに実行してほしい作業の指令を出すプログラムを作ること。プログラムは、実行してほしい一連の作業を専用言語で順に記載していくことで作られる。プログラミング技術は、ウェブのアプリケーションやゲーム開発、人工知能(AI)分野やビッグデータの解析などに活用されている。


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